カナダにいた時からずっとチャレンジしたいと思っていたスノーボードの英語版インストラクターに、今回ついに初挑戦!
SBINZ(Snowboard Instruction New Zealand)のレベル1のコースをカードローナにて受講。4日間のコースになる。
ちなみにレベル1が一番下の資格。この資格を取らないと次へは進めない。レベル1取得後、レベル2,3やフリースタイル、バックカントリー・ガイドなど選択肢が増えていく。
レベル1のイントラが教えれるのは、スノーボード初めての人や超初心者のみ。具体的に言うと、連続ターンができない人を対象としている。
日本との極めて大きな違いは、ニュージーでは教える能力もテストされること。なので英語力が求められる。だから受けるんだけどね、オレの場合。
とまぁ、レベル1の滑りの求められる技術はたいしたことない。"a piece of cake!"(楽チンポン)
しかぁ~~~し!!
ここに巨大な落とし穴が待っていたーっ!!!
長い山道を上って行くと、カードローナ・スキー場が見えてきた。
砂利道なので、前の車の砂埃が酷い。
[カードローナ(Cardrona)]
カードローナ・スキー場は、クイーンズタウンとワナカの中間くらいに位置する。ワナカの方が近いけど、すごく小さな街なので長期滞在するなら、クイーンズタウンの方が活気があっていい。
スキー場がクローズの場合、ワナカで講習を開くので、ワナカに今回ずっと滞在したけど。
カードローナは日本の中規模スキー場くらいの大きさで、初中級者向けの斜面が多い。上級者斜面が少ないのは残念。でもカービングでかっ飛ばしたい人には向いている。
またニュージーで一番パークが充実している。なので一番日本人が多いスキー場でもある。日本人の山篭り組を沢山見かけた。
スノーボードのプロや山篭り組は、日本の夏に海外のスキー場で篭る人が多い。海外の選択肢は、カナダのウィスラー・ブラッコムとアメリカのマウント・フット、あとヨーロッパ。そしてニュージーというのが主流。
ちなみにカードローナの向かいの山には、スノーパークというスキー場がある。名前の通り、パークのみのスキー場。スノーボードの大会で、ちょっと有名。火金はナイターもやっている。
今回の4日間の雪質は、最終日以外は結構良かった。3日目に気温が上がり少し雪が溶けたので、溶けた雪が夜に凍り、4日目はアイスバーンになってしまった。
←↑カードローナのベースにて
[NZスキー場制覇]
ニュージーで滑りたかったスキー場は前にも何度も触れたけど、大きいスキー場である7箇所。他のスキー場はかなり小さいので。
北島のファカパパ、トゥロア。
南島のマウント・ハット、トレブル・コーン、リマーカブルス、コロネット・ピーク。
今回のカードローナで全てを制覇!
個人的に一番好きなスキー場は、ワナカの側にあるトレブル・コーン。ここはかなり滑り応えのある斜面と自然の地形が凄く楽しい。
次が北島のマウント・ルアペフ(Mt Ruapehu)。この名前は初めて出すけど、ファカパパとトゥロアの両方を含めてこう呼ばれている。二つのスキー場とも同じ山にあるけど、反対側なので基本的に滑りこむことはできない。
トゥロアの方がお気に入り。トゥロアのバックカントリー・エリアは最高だったね。死ぬかと思ったけど(苦笑)
[SBINZ イントラ・コース in Japan]
実はSBINZのレベル1,2のコースは、北海道のニセコでも開講している。もちろん日本の冬(NZの夏)にね。
なのでレベル2はいつか日本で受けようと考えていた。そしたらトレーナーが、日本人は受講できないよとのこと。
えっ?!日本でやっているのに、なんで日本人はダメで、外人だけなの???
ニュージーじゃぁ、国籍は関係なく受けることができるぞ。って超当たり前のことだけど。
意味不明???
それは日本のスノーボード協会(JSBA)ではなく、スキー協会が認めないからとのこと。
日本には2つのスキー協会(SAJ, SIA)がある。名前はスキーだけど、その2つともスノーボードにも手を出している。つまり日本ではスノーボードのイントラと言っても3つの協会があってそれぞれ違う。
スキー協会には、正直うんざり。スノーボードのオリンピックの件といいね。だいたい英語のイントラ資格と日本語の資格だと、ほとんど受講者は被らないでしょ。彼らの頭の固さ&古臭い経営方針には参ったねぇ。
ニュージーはスキーもスノーボード協会も仲良く一緒にやっている。そして英語圏の国とのライセンスの互換性があるという柔軟性もある。
協会の根本的な社会的存在価値について、もっと考えて欲しいと思ってしまう。
スキー場からクイーンズタウンのあるワカティプ湖(Lake Wakatipu)が見えます。
[スノーボード歴]
スノーボードを始めて、早10年以上が経つ。
日本でJSBA(Japan Snowboarding Association)のC級イントラの資格を取ったのが8年くらい前かな?
ちなみにC級が一番下のランクのイントラ。A級が一番上で、B級、C級と続く。
C級イントラの方がSBINZのレベル1よりも圧倒的に高度な滑りを要求される。
(だけど。。。)
プロとして、イントラをやったことはない。自分の技術向上などを目的に、趣味として受検しただけ。なんちゃってイントラです、ハイ。
イントラの資格を取ってから数年後くらいから、ほとんどイントラ系の滑りをしていない。フリースタイル色が色濃く出てきている。
ちなみにバインディングのセッティングは、前が21度、後ろがー21度という左右対称ダック・スタンス(ガニ股)。あまりイントラ向きではない。
案の定、今回のコースでトレーナーから後ろのアングルを変えた方がいいと指摘された。変えたくなかったんだけど心証を悪くするのは賢くないので、嫌々後ろをー6度に今回だけ変更。
ボックス等の擦り系以外は、何でもやる。ハーフパイプはかなり下手だけど(苦笑) ここ3年くらいパークに入ってないから、今ではジャンプもダメだね。パウダー大好き、フリーランをメインでやっとるオッサンです。
ちなみにこのニュージーのイントラだけど、レベル1と2は合格できる可能性はある。でもレベル3はボックスがあるので、現段階では可能性ゼロ。ボックスの練習が必要。
クイーンズタウンとは反対のワナカ側も見える。
小さく見える湖は、たぶんワナカ湖の隣にあるハウェア湖(Lake Hawea)だと思う。
さて、イントラ・コースの話に戻る。
レベル1は4日間のコースになる。最終日以外は午前、午後それぞれ3時間の1日計6時間くらいの講習&滑りなどの査定。
最終日は、午前中にティーチングの試験。そして午後に結果をもらうといった流れ。
3日目の午後に1時間くらい室内講習があったけど、それ以外は外。
初日は2つのグループに分かれたけど、2日目からは1つのクラスに合流。受講者はオレを含めて9人。ブラジル人とアイルランド人が1人づつ。あとはキウイ(ニュージーランド人)だった。
キウイのたしか3人くらいがポリテクニック(NZの国立専門学校)でスノーボードのコースを受けている。このコースを受ければ、滑りやイントラとしての知識などなどボードのことを学ぶことができるので、ボードのことを勉強したい人にはお勧め(値段は高いけど)。
またポリテクに入る英語力がない場合は、語学学校でもこれと同じようなコースがある。基本英語を学びながら、ボードも学び、イントラになるのを目標とするコース(これまた値段が高い)。
どちらの学校を選んでも、このSBINZのレベル1のコースを受講してパスしないとイントラにはなれない。なので一番安上がりなのは、オレのようにこのコースのみ受けること。
このSBINZのウェブサイトからイントラ用のガイド本を買うことができるので、事前に読んでおくといい。
ちなみにこのコースを受講するには、SBINZの会員にならないとダメ。年会費をサイトから支払う必要あり。詳しくこのイントラ・コースのことを知りたい人は、SBINZのサイト参照で↓
http://www.nzsia.net/snowboard/index
査定方法を、ちょっと分かりずらいだろうけど簡潔に説明。
軽く読み飛ばして下さいな。
査定は大きく以下の3つの分野に分かれている。
①Safety & Professionalism
②Riding
③Teaching
全てをパスすれば合格。一つでも落としたらボツ。
受講者のキウイのうちの2人は、今年にこのコースを1度落ちている。理由は③のティーチングをパスできなかったから。
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①の"Safety & Professionalism"は、イントラとして常識があるかどうかといった感じ。講習中の態度などで決まる。
ちなみにこれはパスできた。でも1回だけ10分ほど遅刻をしてしまい(汗)、最後にもらったコメントに「イントラは絶対に時間通りに!」っと書かれていた(ゴメンサイ)
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②の"Riding"は滑りの技術(表現力)を査定され、細かく以下の9つに分かれる。
いくつか落としてもいいけど、全体としてパスすればOK。
(1)Stance (基本姿勢)
(2)Vertical (体の上下動)
(3)Rotational (体の回転運動)
(4)Lateral (体の板に対して左右の動き)
(5)Longitudinal (体の板に対して前後の動き)
(6)L1 Demonstrations
(7)L2 Demonstrations
(8)L3 Demonstrations - Basic Skidded Turns (ズレの多い基本ターン)
(9)Freeride (フリーラン)
この(6)~(8)の"L"とは「レベル」のこと。
これは「イントラのレベル」ではなく、教える「生徒のレベル」。
例えばL2(レベル2)には、「木の葉落とし」や「斜滑降」などといった教える段階がある。
なので(7)の「レベル2 デモンストレーションズ」には、それら「レベル2の生徒」に教える全ての滑りをキチンと自分が滑りで表現できるかが問われる。
ちなみにオレの受検した「レベル1のイントラ」は、「レベル1と2の生徒」しか教えることができない。
「レベル3の生徒」からは、「レベル2のイントラ」が教えることになる。
なので「レベル3の生徒」を教えることはないので、(8)の「レベル3のデモ」は、ベーシック・ターンだけがテストされる。
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③のティーチングは、さらに以下の4つに分かれる。
これも全体としてパスすればOK。
(1)Teaching Cycle
(2)Class Handling/Safety
(3)Guest Service
(4)Teaching Children
これを説明するとさらに長くなるので省略(笑)
このティーチングは、最終日の試験で問われる。
正面の山にあるジグザグの山道が、スノーパークへとつながっている。
最終日以外の外での講習は、トレーナーが理論を説明&滑りをデモンストレーション(実演)。
その後うちらも滑ってダメなところを指摘される。そして滑りの理屈部分を質問されて、答えるってのが基本的な外での講習の流れ。
それと時々トレーナーがうちらの滑りを採点。これがこのコースの②の"Riding"合否にかかってくる。
理論の質問としては、いろいろある。
例えば滑り終わった後で、今の滑りは体のどの部分で体の4つの動き(Vertical, Rotational, Lateral, Longitudinal)であるどれを使い、それが板の4つのパフォーマンス(Twist[ネジレ], Pressure[圧力], Tilting[エッジング], Pivots[軸回転])のどれにつながったかなどなど。
なので理論で一番重要なのが、体の4つの動きと板の4つのパフォーマンスのどれが関係しているかということを理解して説明できること。これは最終日のテストでいろいろ質問される。
ただ滑るだけなら理屈を知らなくてもいいけど、教えるには当然理屈を知らないといけないから、このような質問が沢山くる。生徒の滑りを見て、理論的にどこが悪いのか理解しないと教えられないからね。
いろいろ覚えなくてはいけない事などがあるので、コース期間中は毎日早朝に起きて勉強していた。
バックパッカーズの夜は騒がしいので、勉強はできないのでね。
続きは後編にて。
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●スノーボード
[JSBA C級インストラクター
(日本)]
[SBINZ Level 1
インストラクター(NZ)]
北島のオークランドで約9ヶ月間過ごした後、南島のクライストチャーチで約2年。その後またオークランドで生活。
学生をしたり働いたりと、約4年半のニュージー生活。
2011年12月に、4年振りの帰国。これにてニュージー生活終了。
[NZ修行生活の流れ]
2007年
4月 日本では何も決めずに
ビザ無しで渡航
オークランドで生活開始
"English Only"開始
語学学校に入学
(IELTSクラス)
(フルタイムで24週、
パートタイムで8週通う)
5月 学生ビザ取得
10月 訪問者ビザ取得
11月 2週間日本に一時帰国
2008年
1月 2週間コロマンデルで
ファームステイ
訪問者ビザ再取得
2月 北島を1週間旅した後
チャーチへ引越し
語学学校に入学
(IELTSクラス)
(フルタイムで6週通う)
3月 IELTS受験
5月 元刑務所のホステルで
クリーナーとして
住込みバイト生活開始
(無給だけど宿代無料)
(7ヶ月間生活)
6月 学生ビザ取得
NZの自動車免許証取得
7月 ポリテクニック
(NZの国立専門学校)で
1年間のビジネスの
ディプロマコースを開始
9月 レストランでウェーター
としてバイト開始
(3ヶ月間)
10月 ホステルで受付業務
を開始(2ヶ月間)
12月 南島自転車旅行
(約1週間:怪我で中止)
2009年
1月 レストランでシェフ
としてのバイト開始
(8ヶ月間)
学生ビザ再取得
7月 ポリテクニックでの
1年間のコースを卒業
就労ビザ取得(1年間)
9月 SBINZ Level 1 取得
(スノーボード・イントラ)
土産屋で仕事開始
(5ヶ月間)
2010年
2月 永住権取得を決意
"English Only"解除
TOEICのリスニングで
満点(495点)ゲット
3月 チャーチから車で
オークランドへ引越し
和食屋でマネージャー
候補として仕事開始
4月 和食屋のマネージャー
になる(6ヶ月間)
7月 Manager
Certificateを取得
永住権取得を断念
訪問者ビザ取得
10月 他の和食屋で仕事
開始(3ヶ月間)
12月 就労ビザ取得(1年間)
2011年
2月 カフェで仕事開始
(6ヶ月間)
8月 ホステルで受付として
住込み生活開始
(無給だけど宿代無料)
(4ヶ月間)
12月 ゴールド・コースト
(オーストラリア)に3泊
その後帰国
[NZで滑ったスキー場]
2007年(北島)
ファカパパ
トゥロア
2008年(南島)
マウント・ハット
マウント・ドブソン
オハウ
トレブル・コーン
リマーカブルス
コロネット・ピーク
2009年(南島)
カードローナ
2010年(北島)
スノープラネット(室内)